今回ご導入いただいたPETOKOTO FOODSの概要について改めて教えてください。

井島様：弊社は「ペットを家族として愛せる世界へ」というミッションの下でペット関連サービスを展開をしているペットウェルネスカンパニーです。

会社は2015年創業で、今回お世話になったPETOKOTO FOODSは2年前にサービス開始したフレッシュペットフードサービスで、わんちゃん用の総合栄養食の開発・販売を行っています。

プロダクトの特徴は、人間が食べられるほど新鮮な国産食材をメインに使い、栄養素を逃さない最低限のスチーム過熱を通して調理加工した後に、急速冷凍することで、食材の新鮮さや栄養をそのままお届けできる点です。

また、わんちゃんによってそれぞれ体質・特性は異なりますので、PETOKOTO FOODSのサイトから無料のフード診断を行っていただき、体重や体型、運動量を記入いただくことで、わんちゃんに合った適切なカロリー量や1日の給仕量を自動で計算し、お伝えすることができます。

人間でも食べられるってすごいですよね！

井島様：そうなんです。是非機会があれば試していただきたいんですけど！（笑）猫ちゃん用も開発を進めているので、よければぜひ。

わんちゃん用の食事は「味が無いのでは？」と思われるかもしれませんが、食材本来のうまみなどが残っているので、人間が食べても「こんなに味あるんだ！」って、びっくりされることが多いです。

今回サービスをご導入いただいた背景について、教えてください。

井島様：元々素材や製造過程にかなりこだわっていたのもありますが、サービスを運営していく中で、市場状況も鑑み、どうしても利益率に課題がありました。プロダクト自体の品質を保ちながら、継続的な事業として売上を伸ばしていくためにも、価格改定を実施したいというのが背景としてありました。

ただやはり、シンプルに価格が変わるというのはお客様にとって凄く影響度が高いものですので、自社で素人判断にするというよりは、御社のようなプロフェッショナルの方々の力と知恵を借りてお客さまにとっても、我々にとっても最善となる改定に臨みたい、というところが大きな理由でした。

そんな中、私たちを選んでいただいた決め手ってあるのでしょうか？

井島様：お話を実際に進めていく中で、本当にご一緒していただきたいと思った瞬間がいくつかありました。価格改定は目的に対してのHOWの部分だと思うのですが、御社とのキックオフではその先にある持続可能性やお客さまとの関係値も意識してお話をしていただきました。

なので、何を目的に価格改定を行いたいのかを、御社側でもかなりかみ砕いてプロジェクトを進めていただけたので「目的に到達しやすくしてくれるんじゃないか」というところを私自身、キックオフの時にすごく感じました。

単発のプロジェクトではあったものの、信頼してお任せできると確信できたのが決め手になったのかなと思います。

今回私たちのサービスを利用してみて、わかったことなど、印象的なものがあれば教えていただきたいです。

井島様：そうですね、アンケートの組み立て方のところであったりとか、集計結果の見方は非常に勉強になりました。定量的な数値からお客さまの温度感を翻訳いただけた気がしています。

本当にシンプルなところになってしまうんですけれども、調査から得られた数字の捉え方に対して、私達がむやみに頭を悩ませるよりも、御社からアドバイスいただけたことが、最短距離で意思決定をするために重要なポイントだったと思います。

また、たくさんの事例を踏まえて、すごくわかりやすく説明いただいたので、弊社内に持ち帰り検討を進める際にも判断材料として有益だったと思っております。

今回、価格改定の意思決定に踏み切れた理由はどこにあったのでしょうか？

井島様：価格改定って、どうしてもお客様にとって、ネガティブに移ってしまう可能性があります。

その「印象」も含め、この価格改定のプロジェクトでは、全体的な価格改定の場合はどのくらいのお客様が離れてしまう可能性があるのか等、影響範囲を数値で見せていただいた上で、今までサービスを支えてくださっていたお客様に対してどうあるべきなのかや、しっかりと利益ができる体制をどのように作っていくのか、数字も含めた色んなバランスを鑑みて検討を進めました。

冒頭でもお伝えした、お客さまにとっても我々にとっても最善となる具体的な案が見つかったことが、価格改定に踏み切れた要因でした。

今後、私達のサービスに期待したいことはありますか？

井島様：そうですね、今回のプロジェクトにかかわっていただいたときに、1番のメリットとして感じたことが、御社の「脳みそ」をお借りできる点だと思います。

やはり、価格改定のようなセンシティブな意思決定をしなければいけないときは、自分達でデータを見ながら判断しようとしても、その見方から、分析の仕方まで、そもそもそれが正しいのかを判断するまで膨大な時間をかけなければならず、しかもその精度が高いかも分からない状況で、模索することになると思うんです。

御社のようなプロフェッショナルチームに入っていただくことで、スピード感と精度が担保されるのが、本当に今回のプロジェクトでは有難かったです。また何かセンシティブな、プロフェッショナルな力が必要なところで、是非お願いしたいと思っております。

今後、私たちのサービスを導入を検討されている企業だったりとか、担当者の方にアドバイスとかありますか？

井島様：そうですね、、、アドバイス。アドバイスというか、お勧めするポイントみたいな感じでも良いですか？

むしろありがたいです♪

井島様：私たちのようなスタートアップの会社さんって、やはりスピード感は必要だと思います。

ただスピードを担保しようとして進め、その判断自体が精度が高いかどうかでいうと、やはり弊社と同様に模索しながら進められるところが多いのではないかなと思います。

なのでそのスピード感と意志決定の判断の精度をそれぞれ高めるために、御社のような、プロフェッショナルの力を都度都度借りていくことは、サービスの成長に必要なことだと思います。是非自分の時間ですべてを賄おうとせず、必要なタイミングで必要な脳みそを持ってくることが重要じゃないかなと思っています。